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大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 横山 恵理さん 准教授 博士(文学)

古典文学から村の魅力を探る
大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 横山 恵理さん 准教授 博士(文学))

 

 

 私たちと先生との出会いは、エコツーリズムの立ち上げ当初です。その頃既に川上村の井光地区の古文書を読んでおられていました。そんな中、こちらの事業にも興味を持っていただき、お話する中で谷崎潤一郎の「吉野葛」の舞台を巡るプログラムの企画をいっしょに立てていたこともありました。(まだ実現はしていませんが)その後こちらの体験プログラムにも数回参加者として申し込んでいただいたり、ガイドとして大河ドラマで「光る君へ」が放映されている時期に「浜松中納言物語」の講義をしていただいたりしたこともありました。

 

 改めて、インタビューをさせていただきました。

 

 古典文学に目覚めたのは、高校2年生の時に源氏物語を漫画化した「あさきゆめみし」(作:大和和紀)を読んだことがきっかけでした。といっても横山家は江戸時代に土佐藩の藩校で国学などを教えた学者の家柄で、子ども時代には古い書籍も多く残る環境で育ったことも影響しているようです。主な研究テーマは源氏物語の享受史(鎌倉~江戸時代)です。

森と水の源流館で講座

 

 2016年に大阪工業大学に着任すると連携協定を結ぶ川上村と深く関わることに。情報学部・山内雪路教授が立ち上げたWebサイト「桜ライブキャスト」内に、吉野地方にまつわる文学の連載「そらみつ文庫」を始めました。「桜中継のWebサイトのアクセスは春に偏りますが、文学なら年間を通して関心を持ってもらえるのではという狙いがあります。吉野は『万葉集』の時代から多くの文学作品に描かれ、連載にはうってつけの舞台です」。松尾芭蕉や現代の漫画も登場し、伝統行事なども紹介。写真や動画も豊富な、まさに時空を超えた新しい文学散歩です。

「川上村とご縁をいただき、吉野を舞台とする和歌や物語に強く惹かれるようになりました。物語や古記録に、川上村で感じた香りや空気、美しい情景を重ねて、川上村に『五感』でどっぷりとはまっています。川上村に、デジタルアーカイブを通して、地域で守られて来た古文書や伝統文化を保存するお手伝いをさせていただきたい」ともおっしゃってくれました。

吉野山トレッキングで

 

 先生の人柄でしょう、村のあちこちにも深く入り込んでおられ親しくなられているようです。「運川寺さまの弓祝式で新しい年を迎えたり、御朝拝式で後南朝に思いを馳せています。村のみなさまが大切に守り伝えていらっしゃる祈りの空間にご一緒させていただけましたことを、大変ありがたく思います」「また、ヨイヨイかわかみさんの吉野山トレッキングで桜を楽しんだり、キャニオニング(ヨイヨイかわかみ×青空ファンさんのコラボ)で水遊びデビューをしたり。季節ごとの魅力も楽しんでいます。ヨイヨイかわかみさんには、本居宣長や松尾芭蕉の足跡を辿りながら、当時の植生を教えていただいたり、森と水の源流館・木村さんには『万葉集』の苔の和歌を教えていただくなど、歴史文学に多方面からアプローチしていただけるのが楽しいです」とのことです。

 川上村の皆さんに教えていただいた魅力を写し取って「匠の聚フォトコンテスト2019」にて「神宿る村」で大賞を受賞されています。川上村の魅力は「村の信仰を守り伝えるべく、祈り続けるみなさまの心にこそある」という思いを込めて、作品選びをしたそうです。

 

ファンミーティングで

 

 最後に「これからも川上村の魅力を多くの方にお届けできるように、心新たに精進いたします」と力強くおっしゃっていただきました。

  村のあちこちに出入りされているようです。お見かけしたときには声を掛けてみてください。

 

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