おおたき龍神湖に眠る龍神さま
国道169号で川上村役場前を通過し、信号とトンネルを抜けた宮の平と呼ばれる場所で、そこに「森と水の源流館」「やまぶきホール」などの施設があります。この集落の湖面側に龍のモニュメントがあります。このモニュメントは大滝ダムによって湖底に沈んでしまう丹生川上神社上社の元の場所と山の中腹に移転した新しい場所を一直線上に結んだ湖面の中に作ったものです。ダム湖(おおたき龍神湖)は、湖面が標高290mから約315mぐらいを上下しますが、夏場になると全身が見え、冬場になると全く見えなくなります。このモニュメントは地元の人の発案を川上村、奈良県、国土交通省が取り上げ、製作、村人や村内外の子どもたちも石に「思い」を描き龍の足元に設置するなどみんなで作り上げたものです。
PickUp
見学(撮影)ポイント1はホテル杉の湯横から宮の平を結ぶ「遊歩道」から。6月中旬から10月中旬の間は洪水調節のために水位を下げているので龍の全身が姿を現しています。ポイント2は対岸道路から。浮桟橋(元の社の位置を示す橋)、龍のモニュメント、そして新しく移転した神社を一直線状に見ることが出来ます。
ポイント1の「遊歩道」にある御製碑には、平成26年「第34回全国豊かな海づくり⼤会〜やまと〜」で先の天皇、皇后両陛下ご臨席の下で開催されたときに詠まれた歌が刻まれています。
「若きあまごと 卵もつあゆを 放ちけり 山間深き 青き湖辺に」
駐車場 | なし |
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住所 | 奈良県吉野郡川上村宮の平 |
特記事項 | 龍のモニュメントのふもとまで(おおたきダム湖内)へは立ち入りできません。 遊歩道からお楽しみください。 |