四季折々の姿で魅了する大迫力の滝
高さ約50m、2段になって水が勢いよく流れ落ちる滝です。夏には新緑が美しく、秋には滝の周りを紅葉が彩ります。また、冬季の厳しい冷え込みによっては、見事な氷瀑になることもあります。その姿は文殊菩薩を現すともいわれ、知恵を授ける滝として伝えられています。「御船」の由来は、滝の有る谷の名前である船ヤ谷から命名されたとも、美しい船ヤ谷の滝から御(見)船の滝と呼ばれたとも言われ、諸説あります。また、御船の滝への道中には落差8メートルほどの「岩戸の滝」もあり、休憩所から眺めることができます。
PickUp
冬期は井氷鹿の里から先は通行止めです。駐車場は井氷鹿の里をご利用下さい。近くには民家があり、緊急車両通行の妨げにもなりますので路上駐車はしないでください。冬季に車でお越しの際は冬用タイヤを装着し、チェーンを携行する、4輪駆動車を利用する、雪山登山の装備をするなど、充分に備えをしてからお越しください。
「御船の滝」と地名「井氷鹿」は古事記にも登場します。
東征中の神武天皇の前に、光る井戸から尾のある人が現れ「私は国津神で、名は井氷鹿です」と名乗りました。井氷鹿は神武天皇を案内して御船山の拝殿で波々迦(ははか)の木を燃やし鹿の骨で占い、御船の滝巖上に宮柱を立て天乃羽羽矢(あまのははや)を納め、進軍の勝利を祈願しました。
駐車場 | 御船の滝登り口手前に駐車スペースあり 冬季は井氷鹿の里から通行止のため、井氷鹿の里の駐車場を利用(有料) |
---|---|
住所 | 奈良県吉野郡川上村井光 |