何歳になっても楽しむことを忘れない
(ガイドインタビュー:出口ファーム 出口博一さん)
約九年前に大阪から奥さんの実家のある川上村に移住してきた出口さん。「田舎でのんびりしたい」と移住を決めました。そんな出口さんの畑(出口ファーム)にはモモ、マスカット、メロンなどの果物からトウモロコシ、パプリカ、トマト、ピーマン、オクラなどの夏野菜までたくさんの作物が育っています。出口ファームではできるだけ農薬を使わず育てていて、果物はひとつひとつ丁寧に袋に包んで虫から守っています。
丹精込めて作られた野菜たち
「移住してくるときは家庭菜園ぐらいのつもりやったけど、いつのまにかこんなんになってん」とのんびりするつもりの生活は忙しく充実したものに。愛情込めて育てられた果物たちはどんなブランド果物より美味しく感じます。
メロン畑を案内する出口さん
出口さんは畑作業と同時に、川上村の特産品開発にも取り組んでいます。大人気の「やまジャム」や「干し芋」、近々キウイを使った新商品も追加される予定。その他にも、後継者不足で十五年ほど途絶えていた茶畑を復活させ、数年前から川上村のお茶として道の駅などでも販売をしています。
お茶を揉む様子
「茶摘み・製茶体験」で参加者と出来立てのお茶を楽しむ
出口さんの次の目標は「農業を通して村を盛り上げていくこと」。その一つとして茶摘みや夏野菜収穫体験などを積極的に行い、都会の子どもたちが農業に触れる機会を作っています。今まで嫌いだった野菜も、自分で収穫するとおいしく感じる。そんな農業の魅力をもっともっとたくさんの人に知ってもらうために今日も畑を耕しています。
体験後にお子さんからインタビュー!
体験プログラム【茶摘み体験】の様子